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2009年12月14日 (月)

チューブレスタイヤ

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チューブラー、クリンチャーとロードバイクのタイヤの選択肢はこれまで二通りでしたが、チューブレスタイヤが昨年末頃から細々と登場(以前から有った?)。先を見越して今年購入したフルクラムホイールは、クリンチャーとチューブレスが選択出来る2WAY FIT。

当然チューブレスを履かせようと、購入後タイヤを探しましたが、リリースしている会社は僅か2社で選択肢も極少。とにもかくにも耐パンク性能重視故、IRCのXガードに決定(というかパンク性能を謳っているのはこの商品のみ)。

そして購入後初めて現実を知りましたが、何よりタイヤを履かせる事が至極大変。慣れ云々で片付けられないほど難しい。最初に装着した時は汗だくで1時間掛かりました。無理だろうと言う位ホイールにタイヤが掛からない。

車のタイヤと同じく、チューブが無いのでタイヤ自体のビードで10気圧もの圧力を保つ構造。当然このビードは固くホイールよりも極めて小さく出来ている。これをホイールに押し込むのだから、さあ大変。

付属の石鹸水スプレーをリムに吹き付けて、滑らすようにしてホイールに落とし込みますが、説明書通りやっても全然入らない。格闘の末怒り心頭でタイヤもホイールも、石鹸水が無くなるまで塗りたくり、渾身の力を込めて押し込む!と漸く入りました

コツは付属の石鹸水をリムとホイール全体に塗りたくる事です。後は腕力ですね。

しかしその後再び問題が。

前輪はさして空気が抜けませんが、後輪が一日で空気圧が30kg程に激減する始末。何度充填しても決まって翌日にはスカスカに。浴室に持って行き水につけると、何とリムからぶくぶく泡を吹く有り様。リムとビードの僅かな隙間から空気が漏れておりました。

一度空気を全て抜きビードを外して再び戻し、充填し直してはみましたが、その後も状況は改善されず。結局そのまま乗っていましたが、先日のオルカのパンク(こちらはクリンチャー)に懲りて、いよいよ一度外す事に決定。

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まずはホイールからタイヤを外しました。外すのもとにかく重労働。10分の格闘の末結局外れ無いので取扱説明を読み再挑戦。外す際も石鹸水が必要であり、タイヤを押し回してバルブ付近から押し込むとどうにか外せました。

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取り外したホイールのリムとタイヤのビード周りを一通り清掃して再び装着。タップリ石鹸水を塗りたくりバルブの反対方向からタイヤを持ち上げる様に押し込んで行き、最後はバルブ周りをえいやとばかりに渾身の力でねじこみます。上記はタイヤが漸く収まったばかりで、リムとタイヤに隙間が生じている状況。既に両手は握力を失っています..。

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そして60kgまで空気を充填しタイヤ全体が、均等にリムに引っかかっている事を確認。ここで注意しなければならないのは、石鹸水が接合面全体にたっぷり塗って有る事。ケチると石鹸水が塗られていない部位が引っ掛かり、空気漏れの原因になります。

組み終わって半日が経過しましたが、今度はしっかり密閉出来た様です。

今回出先でのパンク修理を想定して、わざわざ外してみましたが、とてもこれを出先で行って空気を充填すると思うとぞっとします。問題点としては。

1.石鹸水を持参していなければならない。

2.渾身の力と時間が必要。

3.作業が終わる頃には手は石鹸水でべたべたになり、とても再出発出来ない。

などなど出先でチューブレスタイヤがパンクしたら終わりですね。このXガードの耐パンク性能に期待しますよ。まあ、チューブレスのメリットはパンクしてもいきなり空気が抜けない、チューブが無い分軽量化が図れる等の効能も有りますからね。

先日のパンクではおや?と思った途端目の前で景気良く前輪の空気が一気に抜けましたからね。高々2mm角程度の小石が食い込んだだけで。

チューブレスタイヤは女性にはお勧めしません。コツを掴んでも相当の握力が無いと外せませんから

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