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2011年1月 8日 (土)

ワインディングマシーン

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ワインディングマシーン。とうとう買ってしまいました。

時計に興味の無い方にはワインディング?峠道?とお思いでしょうが、ワインディングマシーンとは揺り籠という意味の様です。自動巻きの時計を機械が巻いてくれるという代物。こんな物が必要なはずはないと頑なに否定派だったのですが、社内の時計好きが皆持っていると知り調べてみました。

時計好き曰く、時計は巻いて動かしていないと内部の機構に不具合を起こし、内部の微細な歯車に塗布されている、微量の油が偏ってしまったり固まってしまうと。

私の持論は、動かし続けていれば滑車の接点が摩耗して、かえって寿命を縮めてしまうというもの。車であればエンジンは走行距離に比例して摩耗が生じ、当然ながら耐用年数は短くなる。程良く使用し休ませてやり、オイルが落ち切らない程度に動かしていれば損傷には至らないと考えるのです。

頑なに持論を信じて高級時計を25歳で手に入れてから、これまで全く問題なかったので当然ワインディングマシーンは無用の長物としてきました。

しかし先日時計雑誌を買ってマニアのコラムを読んでいたら、やはりワインディングマシーンは必須であり、定期的に稼働させないと内部の油の固着や、浮いた油が文字盤に滲み出てくる場合もあると脅かす

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よってこのコラムに感化されてしまい早速購入に至りました...。価格は\25,000也。

ワインディングマシーンと一口にいっても、実に多種多様で値段もピンキリ。更に探求してみると、安い物はモーターが煩く直ぐに駄目になってしまい、電池式に至っては直ぐにバッテリー切れ。信頼が置けるメーカーは価格は相応だがSPI製が良いと。

結局5本が納められる、コンパクトなSPI製のこちらを購入。

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モーターはマブチモーターを使用しており作動音は実に静か。寝室にあっても支障は無いでしょう。モーター寿命は3年程度との事なので、時計同様オーバーホールに費用が掛りそうです。背面の運転モードボタンは2パータン。意味のないLED照明付き。

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上部のリング部分の2本がクルクルとメリーゴーランドの如く回転して自動巻き時計を巻き上げます。週末に回しておけば週明けでも止まることなく時を刻むと言う役目を果たします。

家内には内緒ですが、手持ちの時計が6本となってしまったので、このケースにはそもそも全てのコレクションが収まらず。しかもこのケースはコンパクトが気に入って購入したのですが、手持ちの時計はどれもケースが大きいので、5本すら収まらずに4本限定。

取敢えず最も使用していたオメガを売却しましたが、5本はどれも個性揃いであり、愛着ひとしおで手放せません

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コメント

はじめまして。
ワインディングマシーンには賛否両論ありますが、摩耗についての影響は無視してよいと思います。1本の機械式時計を毎日何十年も使い続けていても定期的オーバーホールをしていれば、問題ないことは歴史的にも実証されています。仮に摩耗する部分があったとしても、基本的にそのような部品の修理、交換はできるようにできているのが良い時計です。
また、時計に限らず、適切なメンテナンスをして使い続けている機械は驚くほど長命なのは度々耳にします。まあ、使わないものはメンテナンスもおろそかになるだけかもしれませんが、とにかく、機械は動かし続けてメンテをすれば大きな問題はないかと思います。
私も3年前からワインディングマシーンを使用していますが、間違いなく精度は安定しますよ。

きみのり様
はじめまして。貴重なご意見有難うございます。時計に興味はあるもののメンテナンスには全く疎いので、また情報提供いただければ幸いです。

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