« タコメーター | トップページ | 年収300万円時代を生き抜く経済学 »

2011年4月14日 (木)

浦安 液状化現象

16

先週に引き続き晴天に恵まれましたので、久々にロングコースを走って来ました。

最高気温は20度でしたので、ウエアは上下ともショート+指切グローブで最適。油断していたら、しっかり日焼けしていました。既に日焼け対策が必要です。

1

南風がそれなりに吹いており往路は少々苦戦しましたが、長期ブランクにも関わらず筋力と体力はそこそこセーブ出来ていました。ただ100km越えた辺りからスタミナ切れが如実に現れ始め、ひたすら反省

2

葛西臨海公園内の桜もまだ見頃でした。皆さん上品に桜を愛でていらっしゃいました。酒が入らない花見が私は好きです。

3

震災以降休園を余儀なくされている東京ディズニーランド。いよいよ明日から開園となり、準備万端かと思いきや、駐車場でまだ重機が動いていました。ラインの引き直しなども結構行われており、路面が隆起した様子が垣間見られました。

ディズニーランドに来る手前の事務所や倉庫等、現在もかなりの被害が出ていました。塀が倒れたり、歩道が酷い傾斜になっており、まともに歩けない個所もかなりありました。

ディズニーランドの園内は過剰なまでに地盤改良を行っていたそうで、被害は最小限で済んだとの事。開園記念日の4月15日に合わせての再オープン、これからも子供達を楽しませてあげて下さい。

5

ディズニーランド、ディズニーシーを後にし一路浦安方面へ。

被害に遭われた方々には大変不謹慎なのですが、建築に携わる者として液状化がどの様な事象を引き起こすのか、我が目に焼きつけておかなくてはならないと考えていたのですが、機会を逃して今日に至っておりました。

舞浜を過ぎて間もなく、そこかしこに液状化の後を目にする事になります。こちらはインターロッキングが陥没し、砂が噴き出してきた状況で歩道は酷い凹凸。震災から一ヶ月が経過してもまだ手つかずの状態です。

この様な光景が至る所に散見されます。報道番組で見るだけでは駄目ですね。自身の目で見て初めて、液状化の怖さ、被害の大きさを感じる事が出来ます。

6

こちらはホテルのエントランス。歩道が沈下したらしく、エントランスに大きな段差が生じていました。歩道自体を20~30cm程上げなくては、この段差を解消出来ません。

お客様を迎えるエントランスがこの状況のまま。行政との調整がつかず現在に至っているのでしょう。町中どこもかしこも工事中でありますが、必然的に重要個所から着手する事になりますから、ホテルの営業云々と言っても後回しにされてしまうのでしょう。

8

こちらは角地に立っていた交番かと思われます。何と敷地内の至る所から砂が吹き上げたらしく、砂上の楼閣もとい砂上の交番の様な有様になっています。周りの状況を見ずに、建物だけを見ると正に砂浜に建っている様です。”危険”イエローテープで立ち入り禁止となっています。

9

離れてみると大きく建物が傾いてる事が分かります。付近に大きな被害はないのですが、この交番の敷地のみ陸の孤島の様に甚大な被害が出ています。通りがかった人々は、皆足を止めて撮影していました。

10

こちらは高架下に建てられた建物。建物の真ん中が沈下しており、屋根がくの字に下がっています。窓は建物の歪みで割れない様にテーピングが施されています。

12

住宅街に一歩入るとこの様な光景が延々続きます。車道が下がり側溝が陥没、穴から覗くと下の土が流失している事が分かりました。

13

電柱が大きく傾いています。電柱の基礎の地盤が数十cm下がり傾いていました。アパートの階段も一段足さないと上がれない状況になっており、土嚢を積んで段差を解消していました。

14

フェンスが見事になぎ倒されています。駐車してあったバイクが巻き込まれて、フェンスの下敷きになったまま。液状化の泥を被ったのか泥だらけでした。

15

壊滅してしまったコインパーキング。看板は倒れ、車道との間に生じた段差で車が入れられない状況になっています。

正直震災から一ヶ月が経過しているので、殆ど復旧されているのではないかと思っていましたが、復旧はこれからといった状況でした。

しかしこれ程までに被害が大きいとは思いませんでした。何処のお住まいも塀は必ずと言って良い程、何らかの被害を受けています。幹線道路は耐圧構造にしているので被害は少なかった様ですが、歩道や相互二車線道路は被害が大きい。

かつての人気エリア浦安が、現在全く売れなくなっています。戸建もマンションも全く駄目で、湾岸エリアも同様に敬遠されていると、親しい不動産業者さんが先日教えてくれました。確かにこの状況下では致し方有りませんが、浦安に限らず埋立地は今後市場価値は無くなってしまう事でしょう。

莫大な税金を投入して造成したこれらの埋立地、行政の責任は一体どうなるのでしょう。甚大な被害を被った東北が注目された影響で、関東近県の被害にスポットが当たりませんが、こちらも復興並びに今後の対策が急がれます。

走行距離 120km

平均心拍/最大心拍 142/167bpm

平均ケイデンス 70pm

平均・最高時速 24.8km/h・44.1km/h

走行時間  4:52

消費カロリー 3191kcal

« タコメーター | トップページ | 年収300万円時代を生き抜く経済学 »

Road Bike」カテゴリの記事

コメント

お疲れ様です。
私はまだ体調不良で乗れません。
今朝も泌尿器科です

浦安は私が高校3年間を過ごした街なので思い入れも強く今回の被害に心を痛めております。
同級生宅も昨年二世帯住宅に建て替えたばかりでしたが液状化の餌食になってしまい家が歪んでしまったようです。

写真を見る限りまだ手つかずの所も結構あるようですね。

ぢゅん吉さん、まだ駄目ですか...。折角ベストシーズンになってきましたが、健康が第一ですからひとまずは完治を心がけてください。

浦安はやはり現地に赴いて拝見すると、事の重大さに驚愕します。液状化は天災ではなく人災だと私は思います。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 浦安 液状化現象:

« タコメーター | トップページ | 年収300万円時代を生き抜く経済学 »

フォト
無料ブログはココログ