独裁者 1
転職して一ヶ月が経過しました。
7000人近い社員を抱える巨大企業は、その図体の大きさから小回りが利きません。何をするにも法に照らし合わせ、SOX法の内部統制により書類が膨大にあり、何かを変えようと思っても遅々として進みません。
前職でも意味の無い一方的なルールに、散々楯を突いて来たのですが、正直前職の方が比較にならないほど自由であり軽微な規則でした。世間を知らないと言うのは実に恐ろしい物です。
パソコンは一般のソフトは一切インストール出来ません。ワードのデータ一つすらパソコンから持ち出す事もご法度です。前職は何と自由であった事か...。
翻って考えれば、社員はこれらの社内ルールに疲弊していますが、会社にとってはこれが生命線であり、自己保全ゆえ一つ間違えば、僅かな穴から瓦解が始まり、企業は”突然死”を迎えます。
SOX法については発祥である米国でも、見直しの機運が有ると新聞に出ていましたが、過剰に縛り過ぎて自縄自縛になってしまっている事に漸く気付いたのかもしれません。
それにしても日本の旧態依然とした巨大企業は恐竜の如く、次々に滅んで行く事は間違いないでしょう。
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