被弾跡
水面に着水した斑紋のですが、これは軍艦三笠の鉄板です。海戦においてこの様な小型の弾丸は使用されないと思われますが、海面や装甲に当たり炸裂した破片が、これらの鉄板を貫通させるのかもしれません。
被弾鉄板を利用してつくられた雪見燈籠
日本海海戦にて射抜かれた三笠の艦材を利用してつくられ、伊藤博文が所有していたそうですが、こちらは三笠のデッキに飾られています。
バルチック艦隊を壊滅した日本海軍の勇士をたたえ、戦果に湧き上がった当時に造られた物なのでしょうが、その後太平洋戦争で敗戦国となった当時、この燈籠はどの様な存在であったのでしょうか。
かの有名な八九式十五糎加農砲。零戦もそうですが、皇紀2589年に誕生したので89式。15糎(センチ)という数値は砲身の長さ÷口径である事を先日読んだ本で知りました。
この加農砲は日本に唯一残る1台。お正月に初詣に訪れた靖国神社にて、閉館ギリギリの5分で見学させてもらいました。敵の砲撃を受けて、砲台の分厚い鉄板が飴の様に曲がっています。
分厚い砲身の周りにも被弾して溶けた凹みが、実戦の恐ろしさを物語っています。爆裂した砲弾を包む鉄が高温で飛び散る訳です。
クラスター爆弾はまさに爆弾の中に小型爆弾を装填し、辺り一面を火の海にしていまう。
世界のパワーバランスが崩れ、日本もアメリカの傘の下と安心していられなくなりましたが、殺戮の歴史を繰り返してはなりません。
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