チップの文化
海水浴に行くにもカード一枚持てば用が足りてしまうのに、常にチップ用の1ドル札の束を持参しなければなりません。
ベットメイキング、ポーター、ウェイトレス、タクシーなど、物販やファストフード以外、常にチップに気をつけなければなりません。
うっかり忘れる事も稀にあり後悔した事も過去に有りましたが、ホノルル界隈のレストランにおいては、チップは18%だの20%だのと、メニューにしっかり日本語表記されているお店もあり気分を害します。
日本には当然チップの習慣は無く、寸志としてお金を包むという慎ましい気遣いは存在します。よってチップは寸志の延長として捉える節があり、対価に見合うサービスを受けた際に気持ち良く出したいと思う事は正しい。
しかしながら、チップは低賃金で働く人々を支える役目を果たしてしまっており、ウォルマートの給与体系が正しくその縮図の様な気がします。
現地を良く知る日本人の方とたまたまバスで乗り合わせたので、家内が色々世間話として聞いたところ、現在のハワイの実体経済は大変悪く、観光客の目につかない場所で浮浪者が溢れかえっているそうです。
ワイキキを歩いているとさほど感じませんが、アラモアナショッピングセンター内や、アラモアナパークにはおいて、浮浪者と思しき方が増えた様に感じました。日本も生活保護を受けている方は既に200万人を突破しており、とっくに総中流どころか総下流社会になっています。新宿西口に抜けるトンネル内は暗黙のルールである23時を超えると、浮浪者が集まってきて相当の数になります。
生活保護費が労働対価を上回る構図では働く意欲も湧きません。早期に歪んだ仕組みを補正し、誰もが広く仕事を持てる社会基盤を政府は整えなければならない。
話が飛んでしまいました。チップの話でした。
過去の旅行では、チップ用の1ドル札を確保する為に、トラベラーズチェックを崩すのに苦労した覚えがあります。ハワイは何処のお店でも両替は断られるので、$20札をうまく使って、初日の用足しで旅行中の$1札と$10札を確保しました。
ホテルで翌日のベットメイキング代を置こうと思って、必要分のドル紙幣が無い事に気付き、用も無いのにABCストアに行って買い物をした事もありましたので、海外旅行ではチップ紙幣確保が習慣化してしまいました。
今回の旅行では子供達にもチップの習慣を身に着けさせようと、紙幣を持たて仕組みを教えました。人のお金なので景気良く払っていた事は言うまでも有りません..。
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