パールハーバー2012 vol.2
こちらは停泊している潜水艦。この潜水艦が何の意味を持つのかは分かりませんが、日本軍との交戦にて何か訴えるものがあるのでしょう。
vol.2は島から湾からを眺める随所に立てられている掲示をご紹介致します。
全て英文ですので、正直何が書いて有るのか分かりません。写真と表題で概ねの意味を理解して回って行きます。ほぼ9割を占める米国人は黙々と読んでいました。
ゼロ戦が爆撃を行っている様子が描かれています。晴れ渡ったハワイの海と空が、瞬く間に爆音と煙に包まれた事は悲しい事実です。こちらはSECOND WAVEと表現されていますが、何波かに分かれて攻撃が繰り返された様です。
米国人にとっては日曜日は休息日であり、現役の軍艦は3隻を除いて殆どパールハーバーに停泊中であった。スパイとしてパールハーバーを観察しつづけていた日本人が、この曜日と時間を設定したと、ある書で読んだ事が有ります。
そこをゼロ戦と5隻の潜水艦が次々と攻撃を行い、超大国アメリカに1世紀も遅れた貧国日本が”奇襲”という形で戦果をあげた。どの戦争もはじまりはそんな物なのでしょう。
おや?昔の日本家庭の写真が。
貧しい日本が巨国アメリカに戦いを挑んだ愚かさを表現しているのではないでしょうか。事実その通りなのですから。
1941年12月7日のパールハーバーの停泊状況が描かれています。
パールハーバーは昔は真珠が取れたことからこの名が付いたそうです。恐らくハナウマ湾と同様にサンゴに彩られた綺麗な場所だったのではないでしょうか。文化の遅れた原住民を体よく騙し、白人が軍港にしてしまった事は明らか。東洋の植民地とハワイは同じ構図です。
この掲示板を見つけて、思わず興奮していまいました。敵国、日本軍の様子もあえて掲載したのでしょう。
当時の日本の軍艦の写真が有りますが、食料や物資を船体に縄で縛りつけていると言う様な、客船を無理やり軍艦に急ごしらえで作った信じられない船であり、その装備に驚くばかり。
山本五十六連合艦隊司令長官が写っていますが、当時誰が撮影した物なのか。甲板の上にチョークで戦略を打ち合わせる飛行士達。この後、現実に出撃した訳です。
戦争に良いも悪いも有りません。人が人を戒める行為は許される行為ではありませんが、過去を葬り去る事は出来ません。同じ過ちを繰り返さないためにも、我々は戦争に至った経緯、どうすれば惨劇は防ぐ事が出来たのかを歴史から学ばなければなりません。
ハワイ旅行という華やかなイベントに、暗い歴史を振り返るこの施設は日本人の観光ツアーからいつしか除外されている様ですが、日本人にとって太平洋戦争を考えるこの場所を見ておく事は重要です。
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