海賊とよばれた男
海賊とよばれた男 上下巻が届きました。本屋大賞に選ばれる前から、雑誌の紹介で読み興味を持っていた書籍だったのですが未だ読んでおりませんでした。
あまりに面白く、気が付けば朝刊配達のバイクが走る4時という徹夜同然の日も含め、1週間で読み終えました。
焦土と化した戦後日本が如何様にして復興を遂げるのか、出光興産創業者、出光佐三の人生、行き方を描いたノンフィクションですが、本当にこれが現実なのかと驚愕します。
社会のため国のため、強国や世界を牛耳るメジャーであろうとも毅然と戦う反骨精神。そしてその店主に惚れ込み、自分の命を擲つ覚悟で働く店員達。
私財の全てを投じて店主を支えた日田重太郎氏の話等は、感動を超えて涙が出ます。
出光佐三氏が存在しなければ、現在の日本の姿は大きく変わっていたと思います。
我が国が戦後間もなく、「東洋の奇跡」とまで呼ばれた復興を遂げる事が出来たのは、戦争に敗れても”日本民族”としての誇りを忘れなかった人々の血の滲む様な努力の賜物である事は間違いありません。
義務教育の一環として、これら日本の礎を築いた人々の努力を教えて行くべきではないでしょうか。子供から大人まで、全ての日本人が読まなければならない本だと思います。
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