入水鍾乳洞 vol.4
この地点はチューブ状のLED照明がほのかに進路を示していますが、誰も居ない洞内を一人で進んでいた私は次第に不安になってきました。
その理由は、残してきた家族にも1本の点火した蝋燭を渡していましたが、ライターとマッチは私のポケットの中に有る事に気付いたから。
もし後を追って進んできた場合、蝋燭が消えてしまえば万事休す。大人げなく進んで来てしまった私は、進むべきか戻るべきか悩みながら、ついつい進んでしまうのでした。
真っ暗な中、蝋燭の火を消さないように防水カメラを片手に掴んで何枚か撮影してきましたが、この鍾乳洞なかなか不気味です。
ライトアップしていたら引いてしまうかもしれません。
時折、背中を打ってしまうので岩を触りながら進む状況がありましたが、手に妙な感触を覚える事が数回有りました。果たして何を触っていたのだか、見えないほうが良い事もありますね。
Bコースの到着点である”かぼちゃ岩”を目指しますが、行けども行けども到達しません。
既にBコース突入から20分は経過したでしょうか、いよいよお兄さんの説明最終章である、「初めて手を着きます」という難所へ到着。
1mにも満たない高さの岩を潜って先へ進みます。
私の場合、ポイントが悪かったのかもしれませんが、手を着くどころか膝も水に浸かって進みました。蝋燭を消さないように片手に蝋燭を掲げて進む姿は異様です。
この時点では足がすっかり麻痺しているので、膝が冷水に浸かろうがどうでも良い状態になっています。
結局、難所を超えましたが、かぼちゃ岩まで更に距離が有りそうだったので、大人げなく家族を捨ててきた良心の呵責からUターン。
案の定、残してきた家族は私の帰りを待ちきれず冷水の中を突き進んでおり途中で再開。
マッチ、ライター共に持ち去った事を謝罪し、今回はリタイヤとなりました。
もう二度と来ないと異口同音に唱えるかと思いきや、装備を新たにまた再訪すると意気込んでいました。確かにリタイアしてしまうと、もっと先を見てみたかったとう気持ちが残りますね。
そして、翌日は普段使わない筋肉を動かしたせいか足腰が筋肉痛というおまけつき。
来年の夏は装備を整えてCコース迄挑戦してみたいと思います。
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