
ナンバー登録への道中40kmを試運転してみました。
私の車ではないのですが、偶然このMTのプジョーを見付けてしまい無理やり勧めて購入に至りましたが、当然ながら試乗もしておらず無責任な斡旋。
車両データとして、名称はPeugeot 208アリュール、エンジンは1.2LのNA。3年落ちの18,000km走行車として破格で購入しましたが、新車販売価格は当時199万円だった様です。
輸入車と言う事を考えれば大変なロープライスであり、国産のフィットやヴィッツが海を渡って関税乗せたら同等価格かもしれませんので、作りは非常にチープかと思いきやそうでは有りません。1ランク上ですね。

標準オーディオはCDなど潔く無くAM、FM、USB音源のみ。ブルートゥースも有るので手持ちのスマホでも手軽に音楽が楽しめます。
USBの場合、ソケットに刺すと液晶タッチパネルにジャケットが表示され、操作も非常に分かり易い。
クロスオーバーより1年ほど新しい年式車両ですが、この点に関してはプジョーは一歩進んでいたのですね。
ただ、車にとって肝心な操縦性、動力系に関していまひとつ。いや、いま二つかも。
まず、クラッチが軽過ぎる上に、繋がる位置もペダルを相当上げた付近なので、踏み込んでから繋がるまで果てしなく遠く感じます。
この遠過ぎるクラッチに対しシフトレバーは前後の作動範囲が大きいので、ペダルを踏み込む位置にシートを下げると、今度はシフトレバーを倒した際に手が届かないという事態が生じます。
平均的身長175cm前後を適正ポジションとしているのでしょうか。
私でもちょっとシフトレバーが遠いかなと感じましたが、身長160の家内ではシフトレバーに合わせてシートを相当前に出さなければならず、既に運転出来ないと苦情発生。
シフトフィールもゴリゴリしていて気分が宜しくない。
0発進ではエンジン回転が低い上にパワーが無いので、アイドリングの回転で上手く繋ごうとしてもしてもノッキングが生じます。遠いクラッチを上手く半クラで繋ぎ始めると同時に、微妙にアクセルを踏んで回転を上げて行かなければならないので非常に難しい。
MINの1.3L NAにも1年ほど乗っており、MTにも多々乗ってきましたが、この車が私の経験上、最も0発進に神経を使う車だと感じます。