« 材検 | トップページ | 視点の変化 »

2016年3月 8日 (火)

株立ち

0019img_5600
株立ちと言う言葉も昨年覚えました。

株立ちとは幹が1本ではなく、根もとから幾重にも分かれて伸びている樹木の事を言います。

ただ、同一樹種であっても1本の物もあれば株立ちの物もあるので、同じ樹種でも異なる伸び方をするものがそれぞれ存在するのか、はたまた成長の過程で自然に変化していくのかと考えていましたが、これは全く誤りでした。

株立ちにするには、なんと折角育った樹木を根元で潔く切ってしまうそうです。

0021img_5613
例えるならこの様な状態。何年も成長してきた状態の樹木をばっさり切ってしまいます。

0022img_5616
すると生命力の有る樹木は根だけになっても株から芽を吹き出します。

これは株立ちした物を更に切って広げようとしている状態の様です。

伐採された大きな樹木の切株から新しい目が吹いている状況を見る事が有りますが、その原理を上手く利用して作り上げて行く物が株立ちという樹形の様です。

0020img_5604
こちらは今回依頼した株立ちの樹木。

実に見事な株立ちであり、じっくり見ていると八岐大蛇の様です。

切って育ててまた切って、肥料を与え盛り土をしてと、嫁に出すまでに実に長い年月と労力が必要な株立ち。

いつも素通りする樹木を一度観察してみて下さい。それはこの様にしてつくられた株立ちかもしれません。

« 材検 | トップページ | 視点の変化 »

Tweets」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 株立ち:

« 材検 | トップページ | 視点の変化 »

フォト
無料ブログはココログ