
4月13日(水) ERIC CLAPTON 武道館公演初日に行ってきました。
クラプトンに関しては特にファンという訳でもなく、ベストアルバムを1枚持っているだけでしたが、御年71歳とご高齢で有り最後の来日とも囁かれていましたので、チケット発売から相当遅れて購入。
購入は出来たものの座席はS席であっても1階北西F列23番目。チケットには「バンド及びステージ全体、演出が見えにくいお席となります。ご了承下さい。」とはっきり記載されている状況。
しかしこの席はステージ側面ですが、逆に舞台裏が観察出来る面白い席。クラプトンとの距離もおよそ20m程でアリーナとそれほど差が有りません。
肉眼でもクラプトンの容姿や表情が認識できるある意味、お得な席でした。

クラプトンの服装は、デニムシャツにアディダスの様な三本線が入ったジャージ。
後半はこのデニムシャツを脱いでグレーのTシャツに三本線ジャージ。この出で立ちで、お腹が出た白髪老人はどう見ても近所の御爺さんでしたが、神様の域に到達すると服装などどうでも良いのでしょう。
知らないブルースの様な曲が続くので、コクリコクリと眠っています家内を罰当たりだと思っていると、お隣の女性も同様に眠っています。そして私も何度か落ちてしまいました。
期待していたChange The WorldとLaylaは、結局演奏されず開演終了。
期待のナンバーはアンコールで予定されているのだと、期待を胸にアンコールの拍手。
アンコールが始まりましたが、これまた見知らぬ曲が演奏されましたが、何とこの1曲が終わった途端、クラプトンは下がれというように腕を大きく回して合図をして、共演者と共に引き上げて行きました。
え?1曲だけ?と観客一同は訝しがりながらも暗闇の中で再びアンコールの拍手。

しかし拍手虚しく、暫くして照明が点灯しコンサート終了のアナウンス。
これは想定外だったのでしょう。共演者の表情を見ていましたが、クラプトンの合図に一同戸惑っていましたから。
恐らく、盛り上がらない観客が気に入らなかったのでしょうが、大人なんだから何も1曲で終わらせなくても。
神様になるとファンサービスの精神も、盛り上がらない理由が自身の責任で有るという認識も持ち合わせなくなるのでしょう。