
城ヶ島公園を出て、次なる目標である馬の背洞門へ向かいました。
城ヶ島内の駐車場は大小含め一斉に有料に切り替わっており、必ず料金を支払わなければなりません。
橋の通行量を徴収するだけでも理不尽なのに、たかだか公園に入るのも駐車場代が掛かる訳です。こんな小さな島で。
不満を抱きながら城ヶ島公園のパーキングで450円を支払いましたが、一枚の説明書きも渡されました。
その説明書きは非常に分かり辛く、城ヶ島公園で支払ったパーキングチケットをワンデーパスに振り変えれば一日使えるという内容。
切替えを忘れて出てしまったので再び城ヶ島公園まで戻ると、単に発行されたチケットが何処でも一日利用出来るワンデーパスという事でした。
国語の力が無い者が作成するとこうなると言うような、典型的な説明書きに我々夫婦は翻弄されてしまいました。

そして問題の馬の背洞門は何処に有るのかとカーナビで検索しても表示されず。グーグルで検索しても徒歩10分ほどのひたすら歩くルートのみ。
仕方が無いので第二駐車場に車を停めてナビ通りに10分歩くと、先ほどの城ヶ島公園から歩いた方が早かったという落ち。いやはや想定よりも小さな島だったのですね。
雑木林の中を通りしばらく歩くと海岸線に出ましたが、すぐそこが馬の背洞門でした。以前は上を歩けた様子でしたが現在は柵で閉鎖されています。
想定よりもなかなかダイナミックで、これは見る価値有り。

自然の浸食で抉られて一枚の石橋の様な形状になっています。自然が作り出した奇跡ですね。

崩落した大きな岩が多数足もとに横たわっています。

崩落の危険が有る為、新しく建てられた看板脇に景観を台無しにするトラロープが張られています。
事故が起こった際に、安全対策を行っていたという言い逃れをするためのお役人の既成事実ですが実にお粗末。
しかしながら日本人に限らず、観光名所で自然のモニュメントを破壊する愚か者が後を絶たない事もこれまた事実。

洞門の脇に人が一人は入れるような小さな穴を発見。

近づいてみましょう。

こちらは規制線が引かれていないので中に入ってみます。

穴を潜るとこの様な風景。趣きの有るプライベートビーチでしょうか。

穴に入って振り返ると見事な富士山が。今年も良い事が有りますように。

更に海岸線を歩き振り返ると、馬の背洞門が見事な穴に見えます。最初にこの場所を見付けた人はさぞ驚いた事でしょう。