Trip・Touring

2019年1月 8日 (火)

豪華客船 CARNIVAL SPIRT

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年初の横浜散策で海を眺めていたところ、シドニーで遭遇した豪華客船の事を思い出しました。

豪華客船はその巨体故に日本では入港できる港も限られ、目の当たりにする機会には恵まれないと思っていましたが、昨年の偶然にも眼前に見ることが出来ました。

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シドニー滞在3日目、突然シドニー湾に想像を絶する大きさの豪華客船が早朝から横づけされていました。

この豪華客船の寄港だけで周囲の景色が変わってしまう程の存在感。誰しが驚き、カメラを向けていました。

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大きいとか言う次元ではなく、この船が突如停泊していた事に驚いたのですが、例えていうならば一夜にして空き地に高層タワーが建ったに等しい驚きです。

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船に乗ってこの客船の側面を走り出しましたが、余りの大きさに艦尾がいつまでも見えません。

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これだけ離れて漸く客船の全容が見えました。

この豪華客船の名前はCARNIVAL SPIRT。総トン数は88500トン、全長293.52m、全幅32.2m、乗客定員2124名、乗組員数920名、客室数1062室。

巨大過ぎてパナマ運河を通過できないそうです。

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この距離感でも、タワーマンションに匹敵する大きさ。

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夕暮れ時、物凄い汽笛と共に船が動き出しました。

早朝に寄港したと思ったら日没には出港。どの様なルートでこの船が旅を続けているのか興味を抱きましたが、私の様な庶民には無関係ですね。

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この巨大豪華客船が見えなくなるまで見送りましたが、Uターンして一度方向を決めると、想像よりも速く船は進んで行きました。

一つの島程の大きさが有るので、山が動いている様な光景であり目の前の現実が俄かには信じられませんでした。

世界の富裕層はこの様な船旅を楽しんでいらっしゃるのですね。

2018年12月25日 (火)

星の王子さま 関越寄居SA

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宝川温泉に行った帰り、ナビで渋滞状況を確認すると関越は復路も花園から20kmの大渋滞。

事故渋滞でも車線規制でもない様ですが、時間を追うにつれ渋滞時間が伸びて行きます。

遂には所沢まで100分の表示が出たので、花園前のSAで渋滞が解消するまで待つことにしました。

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長時間待つのであれば大きなSAが良いと考えていましたが、うっかりして上里SAを通過してしまったので、次の寄居に立ち寄る事になりました。

上里、高坂、三芳は利用するのですが、寄居は寄ったことなかった事に初めて気づきましたが、SAに侵入するとどうも一般のSAと様相が異なります。

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トイレ前の壁もこの様な絵が描かれています。

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トイレから出て何か軽く食べようかと店内に入ると、ここはソニープラザかという様な場違いな場所になっていました。

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軽食にありつけなかったので、場違いなフランス料理店に入る事を検討。

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メニューは本格的ですがどうせSAは冷凍食品で不味いに決まっており、これまで期待して入ったお店は全滅だったので、今回も同様だろうと全く期待せずに入店。

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思いがけず本格的な料理が出てきたので驚きました。

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味も良く何故SAにこんな本格的なお店が存在するのか気になって、店員さんに色々聞いてしまいました。

聞くところによると、11時から21時までの営業で20時半ラストオーダー。しかも年中無休。

開業当時の8年前からこちらで営業されているとの事でした。

美しく飾られ、味も申し分なし。ボリュームも有って大変美味しくいただきました。

椅子が軽くてチープ感が否めない点と、椅子の配列が事務的で落ち着かない。折角、丁寧にシェフが料理しているのに、SAの食事は冷食で不味いという固定観念があるので、ついこの様なお店に入る事を躊躇ってしまう。

聞けば、シェフが時間をかけて丁寧に作られているそうです。お時間がかかってしまい申し訳ありませんと言われましたが、この様な美味しい料理が食べられるならむしろ

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結局2時間を過ごして本線に戻った時には完全に渋滞解消。

2018年11月19日 (月)

焼きカレー Asima

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11月中旬となってしまい、すっかり紅葉も終わってしまったと思われましたが、偶然ヒットした谷川岳ロープウェーにダメもとで行ってみる事にしました。

自宅を9時に出たのですが関越道は事故渋滞と工事の車線規制が重なり、盆か正月かという程の大渋滞。

何度か予定変更しようかと考えましたが、代案を用意していなかったので30kmの渋滞を2時間耐えて漸く水上へ到着。

すっかりお腹も空いたので、事前にネットで調べていた水上駅周辺の窯焼きピザ屋を目指しますが、サイトで見るより店構えが怪しげである上に定休日ではないのに店休。

営業中でもここには入らないねと言いながら再び国道に戻り店探し。

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通り過ぎた道に良さげなお店を見た気がしたので再び道を戻ります。

すると思いがけず群馬の奥地に似つかわしくないお店を発見。

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個人オーナー特有の佇まいにインテリア。これは期待が持てます。

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こちのらお店はピザとカレーのお店でした。

この日のセットメニューは終了していたため、ソーセージ焼きカレーとスパイシー焼きカレーなる物を注文。

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デザートも非常に美味でした。

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偶然入ったお店が当たりだった事は確率的にも低いのですが、今回は当たりでした。

渋滞にてタイムオーバーとなったため、谷川岳は残念ながらパスする事になってしまいましたので、再訪する際はまた立ち寄りたいと思います。

しかし、Asimaさんの先にもう一軒素敵なcafeを発見してしまったので、次回はそちらを訪ねてみて再びAsimaさん訪問ですね。

群馬は衰退が激しいのか主要街道沿いもお店は少なく、寂れた定食屋や蕎麦屋さんがぽつんとある様な悲しい状況なので、この様なお店が存在していると嬉しいですね。

2018年11月13日 (火)

2018年 昇仙峡

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10月下旬になりますが、数年振りに昇仙峡を訪れました。

ハロウィン前なのでこの様な写真が有ったりします。

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前回は山頂側の駐車場に停めて歩いたので、今回は中腹の駐車場からスタート。昇仙峡は駐車場が無料である事が非常に好印象です。

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前回歩いていないルートなので散策も新鮮。

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平日なので非常に空いていると思ったら、シーズン前ということもありガラガラだった模様。

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全く紅葉していませんでした。地元の方に聞いたところ、昇仙峡は11月中旬からが見頃なので1ヶ月早いと言われました。

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ガラガラだったので、オープン準備をしていたお茶屋さんに入ってコーヒーと信玄餅パフェをいただきました。

渓流を眺めながら美味しくいただきました。

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この猫は靴下?という名前。心無い方が子猫を捨て、今ではこちらに居ついているそうです。

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紅葉していないもののこの日は少々汗ばむくらいの晴天。気持ちを切り替えてトレッキングを楽しむ事に。

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この日も滝つぼには綺麗な虹が輝いていました。

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昇仙峡の奇岩は何度見ても飽きません。

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再びお茶屋さんに立ち寄り長時間猫談議。

この子はお嬢ちゃんのベビーカーを占拠してお昼寝中でした。

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今回はトレッキングなので延々下山しましたが、中腹から下のスポットは見る価値が無く、車の往来もありお勧めできないルートでした。

再び見頃の11月中旬に再訪したいところですが、台風の塩害も有り今年の紅葉はあまり期待できないかもしれませんので、来年改めて出直す事にします。

2018年11月 9日 (金)

2018年 奥多摩紅葉

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天候には恵まれなかったのですが平日休みを利用して、一人で奥多摩を走ってきました。

奥多摩の紅葉はまだ先かと思っていましたが、11月初旬の現在が丁度見頃でした。

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生憎の曇天で写真には綺麗に写っていませんが、実際は大変綺麗です。

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数年振りに日原鍾乳洞まで登ってみました。

一方通行の様な車幅であり往来に神経を使うので通りたくは無いのですが、渓流に沿って登るルートは、紅葉のこの時期だけ一度通っておく必要有り。

辿り着いた終着点は落盤の影響なのか、トンネルが設けられ大幅に駐車スペースが削減。昔の様相とは全く異なる場所になっていました。

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レストハウスは潰れてしまった様で、無残に外壁は剥がれ落ち、立ち入り禁止のロープに囲われています。

日本の未来を指示している様で悲しい気持ちになりました。

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この河原はBBQの人々で賑わっていましたが、橋も崩落した様で閉鎖されていました。

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再び奥多摩湖ルートへ戻り、奥多摩湖を眺めながらいつものおにぎりを頬張ります。

山々が色とりどりの美しい紅葉に覆われていますが、この天気だとこの様な写真にしかなりません。薄日でも差していれば全く違った写真になるのですが、こればかりは仕方が有りません。

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奥多摩は自宅から200kmほどで周遊できる素晴らしい場所であり、この日の気温は都心が19度、奥多摩山頂部も13度と大変暖かく、終始オープン走行が楽しめました。

東京都であることが信じられないような場所ですが、間もなく雪が降れば春まで走行する事が出来なくなりますから、年内にもう一度走り納めをしておきたいと思います。

2018年10月16日 (火)

コアラ

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オーストラリアの最終日の夕方、念願のコアラを目の前で観察し触ることが出来ました。

ポートスティーブンスのツアーには2つ選択肢が有り、我々のサンドバギーを選択せず、ワイン試飲とコアラと触れ合えるツアーが存在。

同日一緒にツアー参加された方々が正しくそちらのコースであり、コアラを触れると聞いてしまったものだから、追加料金を払うので動物園も回ってもらいたいと無理なお願いをしたところ、何とか時間調整をして対応して下さいました。

ガイドの近藤さん、有難うございました。

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サンドバギーでずぶ濡れになったまま、動物園に到着。ローカルな動物園らしく、到着した時間も閉園間際だったので、入園者は我々の家族のみ。

恐らくコアラとの触れ合いタイムも指定外だったのかもしれませんが、ガイドさんの交渉により10分程柵の中に入れていただく事が出来ました。

オーストラリアのこの時期は、ちょうど赤ちゃんコアラが見られる絶好のタイミングとの事で、何と何と赤ちゃんコアラも見る事が出来ました。

写真中央に見えるお母さんコアラに、2匹の赤ちゃんコアラが抱き付いており、大きな肉団子状態。

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この角度から見ると抱き付いている状態が良く分かります。

聞けば、関係無いよその子供が抱き付いているだとか。やはりコアラは大らかですね。


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赤ちゃんコアラは1年で普通の大きさまで成長するので、お腹から漸く出てきて赤ちゃんである大きさであるタイミングが正しくこの時期なのだそうです。

コアラは当然非の打ち所がないほど愛らしい動物ですが、赤ちゃんは更に輪をかけて可愛く絶対に見て置く価値有りです。

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コアラの毛は固く、抱っこしても臭いと聞いていたのですが、実際には毛はフワフワでなんら獣の匂いもしませんでした。

これは季節的な事も影響しているかもしれませんが、ぬいぐるみの様に柔らかく奇麗な毛並みでした。

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閉園迄ずっとコアラを至近距離で観察していましたが、幾ら見ていても本当に飽きることが有りません。

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本場オーストラリアにおけるコアラの飼育環境も、日本の動物園と同じく、ユーカリの枝を支柱の幹に差しているだけでした。

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こんなに活発に動くコアラを見たことが有りません。

カンガルーは雨が降って気温が下がると一気に姿を現すと聞いていたのですが、確かに道路脇に無数のカンガルーが出現していました。

コアラも同様なのか雨が上がって日が差して来た途端、眠るのを止めてむしゃむしゃとユーカリの葉を食べはじめ、木を下りて地面を走り始めるものも出始めました。

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コアラが走る姿も始めて見ました。

器用に幹から降りて、不器用な犬の様にぴょんぴょん跳ねながら柵の中をぐるぐる走っていました。

僅か1時間ほどの動物園見学でしたが、最後の最後に念願のコアラと触れ合うことができ実に幸運でした。

これにてオーストラリアの備忘録は終了となりますが、機会が有れば是非再訪したいと思います。素晴らしい国ですオーストラリア。

2018年10月14日 (日)

ポートスティーブンス 4輪バギー

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ポートスティーブンス エコツアー 4輪バギー&サンドボーディング体験

見渡す限り砂丘が広がる絶景の中を、4輪バギーで駆け抜ける爽快体験。360度広がる雄大なパノラマビューを堪能してください。また、体ひとつで斜面を滑り降りるサンドボーディングや、その他アクティビティも楽しめます。

少々高いツアーでしたが、上位の言う謡い文句に興味を抱き申し込みました。

ガイドさん曰く、この地を訪れた誰もが「鳥取砂丘が砂場に見える」というほど広大な砂丘が一面に広がっています。

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午前中のイルカウォッチングまではどうにか天候が持ってくれたのですが、正しくバギーを始める直前になって雨が降り始めました。

冬の気温に雨という最悪の天候で準備開始。一同並んでヘルメットを受け取りますが、一方的にサイズを決められて提供されてしまいます。

事前に説明を受けていたのですが、このヘルメットが日本人の頭の形に合っていないのでサイズはかなり大きめを求めた方が良いというアドバイス。

この言葉をすっかり忘れており、丁度良いと思ったヘルメットを被っていましたが、後半頭が痛く孫悟空の様な頭痛に苦悶することになりました。これは私だけではなくほぼ家族全員が同じ状況でした。

ヘルメットは与えられた物より、1サイズが2サイズ大きい物に絶対変えてもらいましょう。

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初めて体験する4輪バギー。400ccのエンジンなので中型バイクに相当。

それ程ハイパワーではなく全開にしても最高速度は30km/h弱ですが、初心者にとって十分な能力。

バイクと異なり体重移動しても曲がらずハンドル操作のみ。アクセルはスロットルではなく、右手のチョークレバーの様なレバーを操作するだけ。

バイクに乗ったことが無いお子さんや女性でも簡単にドライブ出来るバギーですね。

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何と走り出して間もなく雨が本降りになりました。まさか雨が降ると思っていなかったので、ジーパンもダウンもびしょびしょになり、ただただ雨と寒さに耐える我慢大会となってしまいました。

雨天決行とは聞いていましたが、事前準備の無いこの状況は最悪。

せめて暖かい服装と雨合羽、そしてグローブが有れば雨でも楽しめたのですが、普段着で素手ですから罰ゲーム以外の何物でもありません。

そして雨の中、ガイドさんに続いて砂丘の中を延々走り続けた後一旦停止。

何が始まるのかと思うと急勾配をバギーで下るという一つのイベント開始。

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この斜面は写真で見ると緩く感じますが、体感的にはほぼ直角であり下るというよりも落ちます。

日本人ガイドさんからアクセルオフで良いが、絶対にブレーキを掛けない、ハンドルは切らないと言う注意を受けて滑降。

あまりの急勾配に一瞬バギーが無重力状態になり落下します。非常に怖い瞬間ですが、恐怖でブレーキを掛けたりハンドルを切ったらバギーもろとも放り出されることになります。

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私が先陣を切る形で滑降したのですが、造像以上の恐怖だったので、家族が下れるはずもないと心配して観察していましたが、皆躊躇せずに落下。

私の心配は杞憂に終わりましたが、私が考える以上に全員心臓が強い様です。

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広大な砂丘の向こうに海も見えます。

それにしても広大な敷地ですが、この砂丘はオーストラリアの原住民であったアボリジニの子孫に返還されたのだそうです。

よってこの地に立ち入るのは彼らの承諾が必要であり、このアクティビティの運営も彼らなのだとか。

ガイドの方もこのアボリジニの血を引く方々に随分気を使っている様に見受けられました。

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さて、急勾配落下以降、暫し砂丘の中を滑走し再び停止。キャリアの板を外して何を始めるのかと思ったらサンドボードと呼ばれるソリでした。

とでもない急斜面を平たい板一枚に座って滑り落ちます。

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これもかなり勇気がいるアクティビティであり、下の子供だけは流石に拒みましたが、ここでしか体験できない貴重な機会である事を説得して漸く全員実施できました。

想像していたよりもかなり長い時間、長い距離を走り、恐らく2時間ほどのアクティビティだったのかと思いますが、何より雨による寒さに耐える我慢大会となってしまいました。

グローブが無く素手だったので、手が寒さで悴み真っ赤になってしまい、アクセル操作が困難になってきたくらいですから。

全身ずぶ濡れで、しかもヘルメットのサイズ不適で頭痛もしており、後半は早く終わってくれと願う始末。

反面、天候にさえ恵まれていれば非常に楽しいアクティビティである事は間違いありません。

念のため使い捨ての雨合羽と軍手を用意して、是非このツアーに参加してみてください。ここでしか体験出来ない非常に貴重なツアーです。

2018年10月12日 (金)

イルカウォッチングクルーズ

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最終日はイルカウォッチングとサンドバギーに一日を投じることになりました。

ポートスティーブンス【4輪バギー】エコツアー AUD330と中々良いお値段です。

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シドニーからポートスティーブンス迄、車で約2時間。100kmほどの距離にある街ですが長閑で良い場所でした。

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広大な湾の中にイルカの群れが数グループ居るとのことで早速出航。

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カモメも餌をねだりに船と並走。

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これだけ広大な湾なので当然イルカに遭遇出来ない確率も20%程度あるそうです。

時折小雨が降る中、漸くイルカの背びれ発見。

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紛れもなく野生のイルカ。

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この日は機嫌が良いらしく船と並走してくれました。

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シーワールド等で頻繁にイルカを見ていたので、特段このオプショナルには期待していなかったのですが、野生のイルカを追いかけて観察するというエネルギー浪費の極みの様なこの行為も許容しましょう。

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数匹に遭遇出来ましたが、その後全く縁が無く、申し訳程度にペリカンを見て、船内でバイキングランチを摂って終了。

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時間が空いたので、ガイドの方が特別に高台に登り、先ほどの湾の全景を見学させてくれました。

とても湾には見えない位の大きさを再認識し、世界は広いと改めて痛感出来ました。

2018年10月10日 (水)

シドニーオペラハウス

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建築を生業としている私にとって、今回の旅行の最たる目的はシドニーオペラハウス。

遥々その姿を見に来た甲斐が有りました。

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対岸から最初にオペラハウスを見た感想は「黄ばんでいる」。

オペラハウスは純白だとばかり思っていたので、何だか黄色くない?と思わず口から出てしまうほど最初は違和感有り。

当初からこの色なのか、経年変化で変色してきたのか分かりませんが、観光客はイメージしていたオペラハウスと若干の乖離がある筈。

しかし、毎日見ていると純白よりもむしろこの黄ばみ?が景観に合っていると気付きます。

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オペラハウスから眺めるハーバーブリッジも最高に綺麗。毎日こんな風景の場所を歩いていたら誰しも帰りたくなくなります。

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オペラハウスは見る角度によって全く表情が異なって見えます。

1973年竣工ですから45年も昔にこの難解な建築物を建設した訳です。

当時はコンピューターも無く全て手作業で構造計算も行ったのですから、計画も工事も長期に渡り難航した事が理解出来ます。

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オペラハウズ館内案内スタート。

外側のシェル式構造体と内部構造は別物であり、完全に縁が切れているとのこと。

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扇が伸びるように躯体コンクリートが広がり、美しい打ちっぱなし仕上げになっていますが、地震が無いオーストラリアだからこそ成立する造形を優先した強度ですね。

日本の様に震度6強で揺らそうものなら、支柱が折れてそれこそシェルが閉じてしまうでしょう。

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この2重構造も実に美しく構成されています。

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オペラハウスが建造されるまでの歴史をモニターで一同立ち見。日本語なのでよく理解出来ました。

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オペラシティの突端は海に突き出している様な景色が広がります。

ガラスが反射せず綺麗に景色が見えるように、ガラスは下向きに傾斜しガラスのジョイントはシールのみで支える金物などは一切無し。

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この美しい建造物、一日見ていても飽きません。

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日本語ガイドツアーは1時間ほどで終了したので、そのまま喫茶コーナーでコーヒータイム。

ガイドさんに尋ねると一日7、8回も案内する日が有るそうで、デジャビュの様に時折何を喋っているのか感覚がおかしくなると言っておられましたが、それだけ観光客が必ず選択するオプショナルという事なのでしょう。

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この場を離れたくなく、ゆったりお茶をしながら夕暮れ迄オペラハウスに滞留。

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訪れて初めて知ったのですが、オペラハウスは左右が対になっている2重構造。

2重構造だから見る角度によって変化が大きくなる訳ですね。

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45年も前に良くこれだけの曲線を計算し、実現させたものだと感心します。

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そして最も興味を抱いていたのが、このシェルの外壁はパネルなのかタイルなのかという点。

何と正解はタイルでしたが、この様に2種類のタイルがひし形に組まれ、建物の頂点まで美しい放物線を描く様に張られていました。どうしたらこれほどまで上手に計算通り張れるのだろう。

驚愕するばかりのオペラハウスでした。

2018年10月 9日 (火)

TARONGA ZOO

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この日は午後からオプショナル半日ツアーの「うっとりシドニー市内観光」を申し込んでいましたが、午前を無駄にしたくなかったので早朝から活動開始。

今の所、歓迎の雨以外天候に恵まれています。


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さて何処に行こうか?

オーストラリアと言えばコアラなので、最も近くにあるTARONGA ZOOへ向かう事にしました。船で往復するので、午後のツアーに間に合うのかという不安が過りましたが強行あるのみ。

船着き場のインフォメーションボードには手書きの案内が描かれていましたが、凄く可愛いですね。

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数回船を利用しましたが、頻繁に往来しておりチケット入手も簡単なので大変便利。

この船の存在がシドニーの素晴らしさを更に助長していると思います。


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船からの眺めもため息が出ます。シドニーオペラはどの角度から見ても美しいですね。


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少々寒いのですが船内に居るのが勿体無く、決まって船首で景色を眺めていました。


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TARONGA ZOOへ速やかに到着と思いきや、重要なチケットの購入を忘れていました。

チケットを購入するためには船着き場から直ぐのゴンドラには乗れず、バスで正面ゲートまで登って行く必要があると言われ、慌ててトリップアドバイザーでチケットをオンライン購入。

画面を見せると笑顔でこちらのゴンドラに乗せていただけました。

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園内は広大という程ではなく一般的な日本の動物園と同等の広さ。

時間が限られているので目的のコアラを必死で探します。

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居ました!が地図が手作り感一杯で途中迷子になりました。

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オーストラリア特有の有袋類を多数見る事が出来ます。

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カンガルーとの初めての対面。カンガルーエリアに野放しになっています。

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今回の旅行で初めて接したカンガルーに感動でしたが、オーストラリアは人間の数よりカンガルーの頭数が圧倒的に多く、後にカンガルーの大群に遭遇したその数を実感することになりました。

オーストラリアの方々にとっては、カンガルーは夜行性で道路に飛び出してくる厄介者という認識の様です。カンガルージャーキーなる物も売られているくらいですから、その感覚が判ります。

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漸くコアラにご対面。シドニーでは抱っこする事は出来ません。

抱っこはコアラに多大なるストレスを与え、極端に寿命が短くなってしまうので法で禁止されたそうです。激減しているコアラを守るためには仕方が有りません。

TARONGA ZOOでは2ヶ所にコアラが存在しますが、1ヶ所では時間を決めてコアラを至近距離で観察出来る仕組みになっていました。

我々は時間限定だったので、木の股に挟まったバレーボールの様なコアラを眺めて終了でしたが、眠っている姿を柵無しで拝見できるだけで癒されます。

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TARONGA ZOOの滞在時間は2時間弱。

一気に回って走って帰る事になりましたが、日本の動物園よりも動物との距離が近く、ガラスやフェンスで仕切られている状況も少ないので、動物達と空間共有出来ている感覚。

駆け足で巡ったTARONGA ZOOですが無理して立ち寄って良かったです。

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